四十肩・五十肩

四十肩・五十肩は正式な診断名ではなく、医療機関などでは「肩関節周囲炎」と呼ばれます。肩の関節がスムーズに動かせず、可動域が狭くなっている状態で、40～50代に多いため、そう呼ばれるようになりましたが、実際には幅広い年代で発症します。急な肩の痛みから始まり、腕が上がらない、背中の方へ回せないなど、動きが制限されるようになります。症状が進むと、肩の痛みで着替えができないなど、日常生活に支障がでることもあります。また、強い痛みが出ていなくても、肩を動かそうとすると強張る場合は、四十肩・五十肩の症状が出ているおそれがあります。原因は、関節の炎症・癒着・硬直などがあげられますが、完全には解明されていません。自然に改善することもありますが、回復するためには数年かかることもあります。少しでも症状をやわらげ、早く改善に導くための方法が、当店にはあります。

肩のみが直接的な原因ではなく、肩以外の全身の歪みが原因で肩に過剰なストレスがかかり、結果として四十肩になってしまっているケースがあります。
大切なのは、『症状の原因はなんなのか？』を深く考えることです。

四十肩・五十肩は主に③つ種類があります。

①肩こりがひどくなり、肩周りの筋肉が硬直し、動かせなくなるタイプ

②肩の関節内にカルシウムなどの沈着物が固まってしまい、動かせなるタイプ

③肩の関節にあるじん帯、関節包、回旋腱板が断裂してしまって動かせなくなるタイプ
があります。

【施術回数予想と難易度】

・①の場合（１回～３回）　★☆☆☆☆

・②の場合　当院では治療ができません。付着した沈着物を溶かすような注射を整形外科などで打ってもらうと比較的早く改善することが多いので、まず整形外科を受診すると良いでしょう。

・③の場合（10回～20回）　★★★★★　完治までに通常１～２年かかると言われており、どんな症状も１ヶ月で改善できるサクラサク鍼灸カイロプラクティックの施術方法でも早くて３ヶ月、通常半年程度で改善していきます。
肩関節はつねに負荷がかかるため、断裂した組織が回復するまで時間がどうしてもかかるので、改善がとても難しい症状と言えます。