耳鳴り（突発性難聴）

耳鳴りは耳の病気なの？

日本では、成人の5人に1人が耳鳴りを経験しているといわれ、その割合は高齢になるにつれて高くなる傾向にあります。また、ある報告によると、難聴の人の50%は耳鳴りを訴え、逆に耳鳴りの人の90%に難聴がみられます。

耳鳴りには、実際に音が鳴っていないのに自分のみが感じる｢自覚的耳鳴り｣と、耳周辺の血流音など聴診器を使えば他人でも聞こえるわずかな音が過剰に聞こえてしまう｢他覚的耳鳴り｣、の2種類がありますが、耳鳴りの患者の95%は｢自覚的耳鳴り｣です。耳鳴りの原因は多岐にわたりますが、ストレス・疲労・睡眠不足などによる自律神経の乱れ、大きな音に長時間さらされたことによる内耳の損傷、高血圧、加齢による衰え、薬物の副作用、頭部や頸部の損傷、気圧の変化、などが挙げられます。また、原因不明とされることも少なくありません。耳鳴りの音も様々で、｢キーン｣｢ピー｣などの高音、｢ゴー｣｢ボー｣などの低音、｢ザー｣｢ジー｣などの雑音、｢プツプツ｣｢コツコツ｣などの短い音が断続的に聞こえる、などがあります。

難聴は、65歳以上で3人に1人、75歳以上では約半数が悩んでいるといわれます。また最近では、若い人の突発性難聴も話題になっています。突発性難聴の患者数は、年間3～4万人と推定されていますが、10年前に比べ1.5倍と増加傾向です。

難聴には、耳垢のつまりや中耳炎・鼓膜の異常などによって音がうまく伝わらない｢伝音性難聴｣と、内耳・神経・脳の障害によって音を感じ取る機能に問題が起きた｢感音性難聴｣があります。加齢による老化現象は、感音性難聴の原因の一つです。突発性難聴の原因は完全には解明されていませんが、血流障害、ストレス、過労、睡眠不足、ウイルス感染、糖尿病、などが考えられています。

当院では耳に神経に繋がる頸椎１番あるいは頸椎２番と顎関節にズレが生じ神経に負担があるかどうかを特に重要視します。
そもそも人には正しい解剖学的姿勢が存在します。それが長時間のデスクワークにより首が前方変位したり、過度のストレスにより歯の食いしばりで顎関節や後頭部の筋緊張などが原因として挙げられます。

まずは唯一着地面である足と骨盤の状態からしっかり検査し、最終的に頸椎の負担を取り除くことで耳鳴りの症状改善を狙います。

当院は頸椎の矯正に絶対的な自信があり臨床現場において効果を証明しています。ます原因の追究から行っていきましょう。