▼60代女性：腰椎すべり症に伴う脊柱管狭窄症

退職前は事務職だったため、一日中座り仕事だった。
家ではソファに座っていることが多い。

立ったり、歩いたりしていると、段々痛みや痺れが強くなる。
仰向けに寝ていると痛みが強くなって夜中に何度も起きてしまう。

前かがみになった時。あぐらの姿勢で座っている時。

右側のお尻の奥に、何かに挟まれたような痛みがある。
たまに右足に耐えられないほどビリビリとした痛みが起こることがある。
右足のつま先の感覚が弱い。

画像から第4腰椎の前方変位、触診と検査により仙骨および右腸骨の変位を確認した。
仙腸関節のマニュピレーション、右腸骨回旋変位の矯正。第7胸椎~第1腰椎の範囲、臀部(特に右)、右下肢、の強い筋硬直の調整を行った。右肩甲骨内側と右肩の筋にも張りが見られたが、臀部と下肢の調整だけでかなり改善した。

施術後は、しびれは残っているものの、痛みについては8割無くなったとのこと。
｢すごい！歩ける！｣とお喜びだった。帰り道は、無理のない範囲で10分程度歩いてみてください、と伝えて初回は終了。

初回施術後15分ほど歩いて帰った。夜も痛みで起きることは無くぐっすり眠れた、とのことだった。3日目頃から次第に痛みが現れはじめ、今は5割くらいの状態。痺れはあるが、ビリビリとした激痛は無くなった。

前回の施術で良い反応が見られたことから、前回同様の施術を実施。最後に腰に負担をかけずに自宅でできるストレッチを指導した。

痛みは殆ど無くなった。痺れは少し残っている。痛みが無いため5日前から薬の服用をやめているとのこと。臀部と下肢に張り。

痛みや痺れは全く無い。右つま先の感覚の弱さはあるが気にならない程度。歩けることが嬉しくてウォーキングを始め、毎日1時間は歩いているという。無理のない範囲で続けてくださいと伝えた。順調に回復しているため、次回から2週間に１度の来院に切り替え。