東京で耳鳴りの針治療を受けるときの注意点&施設の選び方

  • 耳鳴りに鍼治療が効くと聞いて東京で探しているがどこへ行けばいいか分からない
  • 病院で検査を受けたが異常なしと言われた。
  • 鍼灸院によって効果が違うと聞いたが何を基準に選べばいいの?

耳鳴りは、周囲に音がないのに耳の中や頭の中で音が鳴り続けるという、当事者にしかその辛さが伝わりにくい症状です。

病院で精密検査を受けても「異常なし」「様子を見てください」「慣れるしかありません」と言われ、行き場を失ったように感じている人も多いのが現状です。

そのなかで鍼治療に辿り着く人がいます。実際、東京都中央区の「サクラサク鍼灸カイロプラクティック日本橋茅場町院」においても、耳鳴りのお悩みで来院される人が後を絶ちません。

ただ、鍼治療は施術者の知識・経験・技術によって結果が大きく変わる施術です。東京都内には鍼灸院が数多くありますが、耳鳴りに対して適切にアプローチできる院かどうかは、見た目や口コミだけでは判断しにくいのが現状です。(※1)

本ページでは、東京で耳鳴りの鍼治療を検討している人に向けて、耳鳴りの基礎知識・鍼治療の効果と限界・施設選びの注意点を正直にお伝えします。

 

(※1)Ogawa K, Sato H, Takahashi M, Wada T, Naito Y, Kawase T, Murakami S, Hara A, Kanzaki S. Clinical practice guidelines for diagnosis and treatment of chronic tinnitus in Japan. Auris Nasus Larynx. 2020;47(1):1–6. doi:10.1016/j.anl.2019.09.007.

 

耳鳴りとは?

耳鳴りとは、外部からの音刺激がないにもかかわらず、耳や頭の中で音が聞こえる状態を指します。

「キーン」「ジー」「ザー」「ピー」など音の種類はさまざまで、片耳だけに出る場合と両耳に出る場合があります。

耳鳴りには大きく2種類あります。

自分だけに聞こえる「自覚的耳鳴り」と、血管の拍動音など体内で実際に発生している音が聞こえる「他覚的耳鳴り」です。全体の9割以上は自覚的耳鳴りとされており、他覚的耳鳴りは稀です。

耳鳴りの原因は多岐にわたります。加齢性難聴・騒音性難聴・メニエール病・突発性難聴・中耳炎・聴神経腫瘍といった耳の疾患のほか、ストレスや睡眠不足による自律神経の乱れ、頸部や肩まわりの筋緊張による血行不良、顎関節の問題なども耳鳴りの原因として考えられています。

放置した場合、耳鳴りそのものが慢性化するだけでなく、睡眠障害・集中力の低下・抑うつ状態につながるケースも報告されているため、症状が続く場合は早めに専門家へ相談することが重要になります。

 

耳鳴りは医学的に解明されていない部分が多い

耳鳴りは、現代医学においてもそのメカニズムが完全には解明されていない症状のひとつです。

聴覚器官に問題がある場合でも、脳の聴覚野における異常な神経活動が耳鳴りを引き起こしているという説が有力ですが、なぜそれが起きるのか、なぜ一部の人にしか起きないのかは、いまだ十分に説明できていません。

根本的な治療薬も現時点では存在しません。病院での治療は、耳鳴りの原因になる疾患へのアプローチ(難聴の治療・血流改善薬の投与など)や、耳鳴りとの共存を目指すTRT(耳鳴り再訓練療法)・音響療法・認知行動療法といった対症療法が中心です。「慣れるしかない」という言葉が医療現場で使われることがあるのも、根本治療が確立されていないことの裏返しといえます。

だからこそ、病院での治療に限界を感じた人が鍼治療・漢方・整体などの代替療法に辿り着くのは自然な流れなのです。ただし、代替療法を試みる前に、聴神経腫瘍・中耳炎・血管性病変など治療が必要な疾患を除外しておくことが重要になります。

 

耳鳴りに対する鍼治療の効果と限界

鍼治療が耳鳴りに対して効果的だと言われるメカニズムは以下の3つです。

  • 血行の改善
  • 自律神経への働きかけ
  • 筋緊張の緩和

針治療は血行の改善が期待できます。

内耳の血流が低下すると有毛細胞への酸素・栄養供給が滞り、聴覚機能の低下や耳鳴りにつながると考えられています。鍼刺激によって末梢の血流が促進されることで、内耳環境の改善が期待できます。

次に、自律神経への働きかけです。

ストレスや過労による自律神経の乱れは、内耳の血流調節に影響を与えます。鍼は自律神経系に作用し、過緊張した交感神経を抑制して副交感神経優位の状態へ導く効果があると報告されています。

最後は頸部・肩まわりの筋緊張の緩和です。

胸鎖乳突筋・僧帽筋・肩甲挙筋などの緊張が内耳への血流を妨げるケースがあり、鍼によってこれらの筋緊張を解放することで耳鳴りの改善につながることがあります。(※2)

 

(※2)Naderinabi B, et al. Acupuncture for chronic nonpulsatile tinnitus: A randomized clinical trial. Caspian J Intern Med. 2018;9(1):38–45. Available from:

 

一方で、限界もあります。

難聴が大きく進行した状態での耳鳴り・聴神経腫瘍・中耳の器質的な損傷が原因の耳鳴りに対しては、鍼治療の効果は限定的です。また、エビデンスの観点からも、鍼が耳鳴りに有効であることを示す研究は一定数ありますが、研究の質や規模にばらつきがあり、医学的に確立された治療法とは言えない状況です。

「鍼を受ければ必ず耳鳴りが止まる」という言い方は、現時点では正確ではありません。改善が期待できるケースと、期待しにくいケースがあることを理解したうえで治療を検討することをおすすめします。

 

 

東京で耳鳴りの鍼治療を受けるときの注意点

東京の鍼灸院で耳鳴りに対する鍼治療を受けるときの注意点をお伝えさせていただきます。

 

耳鼻科での検査が優先

鍼灸院を探す前に、耳鼻咽喉科での精密検査を受けることが優先です。

聴神経腫瘍・メニエール病・突発性難聴・中耳炎など、早期に医療的な対応が必要な疾患がある場合、それを見逃したまま鍼治療を続けても改善は見込めません。「病院で異常なしと言われた」という状態を確認してから、鍼治療を検討するのが理想的な順番です。

 

耳鳴りへの対応経験が豊富かどうか

鍼灸師であっても、耳鳴りを扱ってきた経験があるかどうかは院によって大きく異なります。

耳鳴りは自律神経・血行・頸部の筋緊張・心理的ストレスなど複合的な要因が絡む症状であり、一般的な肩こりや腰痛への対応とはアプローチが異なります。ホームページやブログで耳鳴りへの施術経験や考え方を発信しているかどうかを事前に確認してください。

 

技量によって結果が大きく左右される

鍼治療は、同じ症状でも施術者の技術・知識・経験によって結果が大きく変わります。

耳周囲や頸部への鍼は解剖学的な知識が特に求められる部位であり、浅い知識での施術はリスクを伴います。国家資格の有無はもちろん、施術者がどのような考え方で耳鳴りにアプローチしているかを確認することが重要です。

 

「必ず治ります」という院は要注意

前述の通り、耳鳴りは鍼治療で必ず改善するとは言い切れない症状です。

「何回で治ります」「うちに来れば必ず良くなります」という断言をする院は、症状の複雑さを理解していないか、集客のための誇張である可能性があります。改善の可能性と限界を正直に説明してくれる院の方が、信頼性は高いといえます。

 

保険は適用されない

耳鳴りへの鍼治療は、健康保険の適用外となります。

医師の同意書があれば保険適用になるケースもありますが、耳鳴りを対象とした保険適用はほぼ現実的ではありません。自費診療となることを前提に、料金と施術内容を事前に確認してください。

 

東京で信頼できる鍼灸院の選び方

星の数ほど存在する東京の鍼灸院のなかでも、信頼できる鍼灸院を選ぶ方法は以下のとおりです。

 

国家資格(はり師・きゅう師)の有無を確認する

鍼施術は「はり師」、灸施術は「きゅう師」の国家資格が法律で義務付けられています。

耳周囲・頸部・頭部への鍼は特に解剖学的な知識が求められる部位です。専門学校や大学で3年以上、解剖学・生理学・東洋医学を学び国家試験に合格した施術者かどうかを、ホームページのスタッフ紹介で必ず確認してください。

 

耳鳴り・自律神経への対応経験が発信されているか

院のホームページやブログで、耳鳴りや自律神経の乱れに対するアプローチ・考え方を発信している院は、その分野への知識と経験の深さを判断する材料になります。

「耳鳴りにも対応しています」という一行の記載より、「なぜ耳鳴りに鍼が効くのか」「どんな状態なら改善が期待できるか」まで説明している院の方が、専門性の高さが伝わります。

 

初回のヒアリングが丁寧か

問診もそこそこにすぐ施術台へ案内する院より、「あなたの耳鳴りはこういった原因が考えられる」「まずここからアプローチしたい」と言語化して伝えてくれる院を選びましょう。

耳鳴りは原因が多岐にわたるため、体の状態を丁寧に評価したうえで仮説を立てられる施術者かどうかが、改善の鍵になります。

 

医療機関への案内ができるか

鍼灸で対応できる範囲と、医療機関での治療が必要な範囲を区別できる院は信頼できます。

「まず耳鼻科で一度診てもらってから来てください」「この症状は医師への相談が先です」と伝えられる院は、利益より患者さんの状態を優先している証拠です。どんな症状でも利益優先のために自院で抱え込でしまう施設もあるため注意しましょう。

 

通院の目安と改善の見通しを示してくれるか

耳鳴りの鍼治療は、数回で劇的に変わるケースもあれば、一定の期間をかけて少しずつ変化するケースもあります。

「とりあえず週1回来てください」ではなく、現時点での体の状態をもとに「最初の1か月はこのペースで」「3か月を目安に経過を見たい」という見通しを案内してくれる院を選ぶことをおすすめします。

 

耳鳴りでお悩みなら東京中央区「サクラサク鍼灸カイロプラクティック日本橋茅場町院」へ!

当院の施術者は、はり師・きゅう師の国家資格を保有しています。耳鳴りに対しては、頸部・肩まわりの筋緊張の解放・自律神経への働きかけ・内耳周囲の血流改善を主なアプローチとして施術を行っています。

ただし、すべての耳鳴りに効果を保証することはできません。初回はヒアリングに十分な時間をかけ、耳鳴りの性質・発症のきっかけ・生活習慣・既往歴などを丁寧に確認したうえで、改善が期待できるかどうかの見通しを正直にお伝えします。

場合によっては「まず耳鼻科での再診をおすすめします」とお伝えすることもあります。鍼治療で対応できる範囲かどうかの見極めも、施術者の大切な役割だと考えているからです。耳鳴りでお悩みの方は、まずはご相談ください。

サクラサク鍼灸カイロプラクティック 日本橋茅場町院