お腹のガス抜きに使うツボ|張りが気になるときの位置と押し方を鍼灸師が解説

  • お腹が張って苦しい…
  • ガスが溜まって出せない…
  • 会議中にお腹が張ると集中できない…

お腹の張りは、痛みほど深刻に扱われにくい一方で、当人にとってはかなりつらい症状です。前かがみになると苦しく、ベルトを締めるのもためらわれます。

東京日本橋のサクラサク鍼灸カイロプラクティック日本橋茅場町院にも、お腹の張りや消化器の不調を訴えて来院される方が多くいらっしゃいます。

本ページでは、そんなお腹のガス抜きに使われるツボについて、当院がわかりやすく解説させていただきます。お腹まわり、手、足と部位別に紹介しますので、状況に合わせて使い分けてみてください。

 

お腹の張りとガスが溜まる理由

お腹にガスが溜まる背景には、いくつかの要因が重なっていることがほとんどです。

東洋医学では、気の巡りが滞った状態を「気滞(きたい)」と呼び、お腹の張りはその代表的なあらわれのひとつと考えられてきました。原因をひとつに絞らず、思い当たるものを探していきましょう。

 

腸のはたらきが低下している

腸がゆるやかに動き続けることで、ガスは自然に運ばれて排出されていきます。この動きが鈍くなると、ガスが同じ場所に留まりやすくなります。

動きが落ちる要因はさまざまです。運動量の減少、水分不足、睡眠の乱れ、ストレスによる自律神経の変化などが挙げられます。デスクワークで長時間座り続ける方に張りの訴えが多いのも、姿勢と活動量の両方が関わっているとみられます。

 

空気を飲み込む量が増えている

お腹の中のガスは、腸内で作られるものだけではありません。口から飲み込んだ空気も含まれます。

早食い、炭酸飲料、ガムを噛む習慣、緊張して唾を頻繁に飲み込む状態などで、飲み込む空気の量は増えます。無意識のうちに繰り返している場合が多く、自覚しにくい部分です。食事の速さを意識するだけで変わる方もいらっしゃいます。

 

お腹のガス抜きに使うお腹まわりのツボ

お腹まわりのツボは、位置がわかりやすく、横になったまま押せるのが利点です。

  • 天枢(てんすう)
  • 大巨(だいこ)
  • 気海(きかい)
  • 関元(かんげん)

以下でくわしく解説していきます。

 

天枢(てんすう)

天枢は、おへそから左右にそれぞれ指3本分外側にあるツボです。大腸と関わりが深いとされ、お腹の張りや便通の乱れに用いられてきました。

押し方は、人差し指・中指・薬指の3本をそろえて当て、息を吐きながら3〜5秒かけてゆっくり沈めていきます。左右同時に押しても構いません。5回ほど繰り返し、強く押し込みすぎないよう加減してください。

仰向けで膝を立てた姿勢だと、お腹の力が抜けて押しやすくなります。食後すぐは避け、時間をおいてから行いましょう。

 

大巨(だいこ)

大巨は、天枢から指3本分ほど下がった位置にあるツボです。下腹部に張りを感じるとき、ガスが下に溜まっている感覚があるときに使われます。

押し方は天枢と同じく、指を3本そろえて垂直にゆっくり圧をかけます。ここは腸の下側にあたる場所なので、圧をかけたまま小さく円を描くように動かすのも有効です。

痛みが強く出る場合は、押す力を弱めるか、手のひらで温めるだけに留めてください。

 

気海(きかい)

 

 

気海は、おへそから指2本分下にあるツボです。名前のとおり気が集まる場所とされ、お腹全体の巡りを整える目的で用いられます。

押し方は、両手の指を重ねて当て、5〜10秒かけてゆっくり沈め、同じくらいの時間をかけて力を抜きます。3〜5回が目安。強い刺激よりも、じんわりとした圧のほうが向いています。

カイロやホットタオルで温めながら行うと、より心地よく感じられるはずです。

 

関元(かんげん)

 

関元は、おへそから指4本分下にあるツボです。下腹部の冷えや重だるさに対して使われることが多く、気海とセットで扱われます。

押し方も気海と同様で、指を重ねてゆっくり圧をかけます。下腹部は敏感な部位なので、強く押し込む必要はありません。

冷えを感じる日は、お灸や湯たんぽで温めるだけでも変化を感じる方がいらっしゃいます。

下痢・軟便に効くツボの正確な位置と押し方を東京の鍼灸院が解説

 

手のツボでもガス抜きにアプローチできる

外出先や職場では、お腹に手を当てにくい場面もあります。手のツボなら、机の下でも人目を気にせず押せます。

  • 合谷(ごうこく)
  • 支溝(しこう)

以下でくわしく解説していきます。

 

合谷(ごうこく)

合谷は、手の甲側で親指と人差し指の骨が合わさる手前、少しくぼんだところにあるツボです。大腸と関わる経絡上にあり、お腹の不調に対して幅広く使われます。

押し方は、反対の手の親指を当て、人差し指側の骨のきわに向かって斜めに押し込みます。3〜5秒かけて圧をかけ、左右それぞれ5〜10回ほど。ズーンと響く感覚があれば位置は合っています。

会議中や移動中でも押せるのが利点。ただし妊娠中の方は刺激を控えるよう案内されることが多いツボなので、その点はご留意ください。

 

支溝(しこう)

支溝は、手の甲側の手首のしわの中央から、指3本分ひじ寄りに進んだところにあるツボです。2本の骨の間のくぼみに位置します。

押し方は、反対の手の親指を骨の間に差し込むように当て、ゆっくり圧をかけます。3〜5秒を左右それぞれ5回ほど。合谷ほど知られていませんが、お腹の張りや便通の悩みに対して古くから用いられてきた経穴です。

位置がわかりにくい場合は、手首から指幅3本分を測ったあと、押して響く場所を探ってみてください。

 

足のツボは腸のはたらきを支える

足のツボは、その場での変化より、続けることで体調を整えていく使い方に向いています。

  • 足三里(あしさんり)
  • 三陰交(さんいんこう)

以下でくわしく解説していきます。

 

足三里(あしさんり)

足三里は、膝のお皿の外側の下にあるくぼみから、指4本分下がった位置にあるツボです。すねの骨の外側、筋肉のふくらみのあたりになります。

押し方は、親指の腹を当てて骨に向かって垂直に押し込みます。3〜5秒を左右それぞれ5〜10回。胃腸のはたらきに関わるツボとして、古くから広く使われてきました。

お灸との相性がよく、慢性的にお腹の調子が安定しない方に用いられることの多い経穴です。

 

三陰交(さんいんこう)

三陰交は、内くるぶしの頂点から指4本分上、骨のきわにあるツボです。押すとズーンとした響きを感じます。

押し方は、親指の腹を骨のきわに当て、垂直にゆっくり押し込みます。3〜5秒を左右それぞれ5〜10回が目安。下半身の巡りに関わるツボで、冷えを伴うお腹の不調に用いられます。

冷えとお腹の張りが同時に気になる方は、足三里とあわせて刺激してみてください。

 

ツボ押しでお腹の張りが変わらないときに考えられること

ツボ押しを続けても張りが軽くならない場合、別の要因が関わっている可能性があります。

 

食事の内容や食べ方が影響している

豆類、いも類、乳製品、人工甘味料などは、人によって腸内で発酵しやすくガスが増える要因になります。体質によって反応する食品が異なるため、一律に避ける必要はありません。

張りが強く出た日の食事内容を数日分メモしてみると、傾向が見えてくることがあります。あわせて、食べる速さや飲み込む空気の量も振り返ってみてください。

 

医療機関で確認したほうがよい場合もある

張りが長期間続く、体重が減っている、便に血が混じる、発熱を伴う、強い痛みがある。こうした状態があるときは、セルフケアを続ける前に医療機関にご相談ください。

ツボ押しは体の調子を整える手段のひとつであり、原因の特定に代わるものではありません。判断に迷う段階であれば、まず受診していただくほうが安心です。

 

お腹の張りでお悩みなら東京日本橋のサクラサク鍼灸カイロプラクティック日本橋茅場町院へ

お腹のガス抜きには、天枢・大巨・気海・関元といったお腹まわりのツボ、外出先でも使える合谷・支溝、腸のはたらきを支える足三里・三陰交が用いられます。場面に応じて使い分けると続けやすくなります。

東京日本橋のサクラサク鍼灸カイロプラクティック日本橋茅場町院では、国家資格を持つ鍼灸師が体全体の状態を確認したうえで施術を行っています。お腹の張りの背景に自律神経の乱れや冷えが関わっている場合、腹部だけでなく全身のバランスを整えるアプローチが必要になります。

当院では水素吸入器も導入しており、鍼灸施術と組み合わせてご利用いただくことも可能です。デスクワークで座り続ける時間が長い方、緊張しやすい方のご相談も多くいただいています。

セルフケアで変化を感じにくい方は、ひとりで抱え込まずにぜひ当院にご相談ください。あなたの体に合わせた施術で、お腹の不快感を軽くするお手伝いをいたします。

サクラサク鍼灸カイロプラクティック 日本橋茅場町院